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在宅介護を助けるナイトケア

通所型のナイトケア

2020.06.26

夕方から利用できる通所型サービス

通所型は帰りが遅くなる時などに便利

特別養護老人ホームのナイトケア

夕方から利用できる通所型サービスとして、特別養護老人ホームのナイトケアがあります。16時から20時の4時間利用可能なサービスで、食事や入浴、レクリエーション、リハビリなどを受けられます。これらのサービスはデイケアの一環として行われることもありますが、ナイトケアでは夕方から夜の間に行います。利用対象者は要支援1~2、または要介護1~5の指定を受けた人です。デイケアと内容が似ているので、デイケアの夜版と捉えて差し支えないでしょう。
ナイトケアの送迎は16時前後から始まり、16時30分くらいに施設へ到着します。体温測定や血圧測定などのバイタルチェックを済ませた後は、入浴をします。必要に応じて理学療法士・作業療法士によるリハビリやホットパックなどの物理療法を実施します。その後は夕食の時間となり、利用者の状態に応じた食事が提供されます。とろみ食やきざみ食など形状は様々ですが、いずれも栄養バランスを意識した食事となっています。夕食後はしばしの休憩時間となります。19時からカラオケなどのレクリエーションが始まります。そして20時になったら送迎によって帰宅します。
ナイトケアの利用料金は要支援度・要介護度によって異なります。月額で「要支援1で2,412円」「要支援2で4,828円」「要介護1で671円」「要介護2で821円」「要介護3で970円」「要介護4で1,121円」「要介護5で1,271円」です。要介護認定をされている人は入浴1回につき50円が加算されます。また、別途食費がかかります。

利用希望者は今後も増えていく

夕方から夜にかけて利用できるナイトケアの利用目的は様々です。例えば、介護をする家族が急な残業で帰りが遅くなる時などに便利です。また、介護をしていると夜間の外出ができなくなりますが、通所型のナイトケアを使えば家族サービスやリフレッシュの時間を確保することができます。
日中に行われるデイケアとサービス内容が似ているので、利用者の孤独感を減らすこともできます。仲間と一緒に食事をしたり、レクリエーションを楽しむことで充実した時間を過ごせます。介護を受ける高齢者は孤独感を感じていることが多く、特に孤独感を感じやすい夜の時間帯にこういった場所が用意されているのは大きな魅力です。
近年は共働き世帯が増えてきたため、夕方以降も介護サービスを利用したいという需要は増えていくでしょう。日中のデイサービスだけでは介護と仕事の両立が難しい人にとって、夕方から利用できる通所型サービスは非常にありがたいです。

社会的な課題「介護ストレスの解消」

介護者の休息も不可欠

在宅介護を継続的に行うためには、介護者の休息が必要です。そこで有効となるのが、ナイトケアを含めたレスパイトケアです。介護者を一時的に介護から解放することで、心身のリフレッシュを図ります。

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