在宅介護を助けるナイトケア

ナイトケアを通じて利用者の家族を支える

2020.07.08

介護職がケアするのは利用者だけではない

介護者を支える意識が必要

これからもっと必要とされる

介護職は高齢化が進む日本において非常に重要な役割を担う仕事です。世界的に見ても日本は長寿国家であることから、今後も介護を必要とする高齢者の数は増え続けていき、介護を必要とする期間も長くなっていくでしょう。一方で、共働き世帯の増加や核家族化、老老介護などの要因から今までの介護を支えてきた仕組みが変わってきています。これからは、家庭内だけで介護を行うのではなく、社会や地域全体で高齢者の生活を支えていくシステムが構築されていきます。介護保険制度が開始して以来多くの民間企業が介護業界に参入し、需要が伸び続けています。

家族へのケアも重要

利用者への介護は当然のことながら、その家族に対するケアも必要です。主な業務は利用者の食事、入浴、排せつ、移動などの日常生活の支援です。介護施設に勤める場合にはレクリエーションなども行います。訪問介護においては掃除や洗濯などの家事を代行することもあるでしょう。しかし、こういった利用者に対するサービスだけではなく、その家族に寄り添って介護のアドバイスやメンタルケアを行うことも、介護職が担う重要な役割の1つです。

求められる能力

介護職は人と接する仕事なので、人間が好きな人は前向きに取り組むことができるでしょう。一方で、ストレスが多い仕事であることも事実です。そのため、モチベーションを維持するための術を持っておく必要があります。ストレス解消を上手にできる人や、気持ちの切り替えをすぐにできる人には向いています。介助業務には体力を必要としますが、それ以上に相手の立場になって物事を考えられる思いやりの気持ちが求められます。

レスパイトケアの重要性を伝える

在宅介護をする家族は責任感が強い傾向にあります。そのため、ナイトケアなどのレスパイトケアを利用することに戸惑いがあります。「家族の介護をしないで自分だけ旅行になんか行けない」などと考えてしまうのです。しかし、レスパイトケアは介護をされる側にとっても必要なことです。介護者が疲弊し、倒れてしまっては元も子もないからです。強い責任感を持っている介護者こそ、レスパイトケアの利用が求められるのです。
そういったレスパイトケアの重要性についても、介護職として伝えていく必要があります。気兼ねなく休息を取ってもらうための環境作りが、これからの介護職には求められるでしょう。無理のない在宅介護を実現するためには、ナイトケアなどのサービスを効果的に利用してもらう必要があるのです。

社会的な課題「介護ストレスの解消」

介護者の休息も不可欠

在宅介護を継続的に行うためには、介護者の休息が必要です。そこで有効となるのが、ナイトケアを含めたレスパイトケアです。介護者を一時的に介護から解放することで、心身のリフレッシュを図ります。

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